ITIL運用管理ツール(統合運用管理)は、システムに関するさまざまな観点での状態を集中管理します。このITILはサーバやPCなどの機器を一元的に管理出来るようにし、これを利用することで、運用費の削減にも繋がります。動作するソフトウェア等で構成されるシステムに対し、システムの状態や資産管理を別々に行うのではなく、集中管理が行われるのです。この一元化することによって、関連したいくつもの情報を関連づけることが可能で、状況を把握することも一目瞭然となります。その結果として、トラブルなどが発生した場合、対処する手順を切り分けることが簡易化され、運用の品質が向上します。また、システムの構造図に表れる機能を利用すれば、自動的にエラー発生箇所が表示され、特定がすぐにできます。

ITIL運用管理ツールを使うことで費用削減に

ITIL運用管理ツールは高額ですから、導入にあたっては、かなりの検討が必要となります。しかし、導入せずに、マニュアルの活用だけをしていくというのは、非常に困難であるため、高額であっても導入するだけの価値はあると考える企業や組織が多いです。そもそも、ITに関する知識があまりないからこそ、こうした国際規格に頼ろうとしているわけであり、国際規格のマニュアルは膨大であるため、すべて読むのは時間的にもたいへんですが、すべて読んだとして理解すること自体、困難です。理解できたとして、それをどう運用していくのか、という問題もあります。それを一から考えられるほどITの知識があるのであれば、国際規格のマニュアルに従ってすべてを構築していこうとはしないものです。高額でも、専門家に導入方法を頼るのが一般的です。

これもツールの選び方のポイント

作業管理においては、「解決できなかったインシデントを管理し、PDCAサイクルに回す仕組み」が重要となってきます。大規模なシステムでは、エンドユーザーが作業実績をWEB上のブラウザで直接確認出来るかどうかも大切なポイントとなります。この機能があることで、管理者の負担を軽減することが可能です。情報の登録では、インシデントの入力時に関連するシステムの構成や、過去の障害対応履歴、SLA(サービス・レベル・アグリーメント)に簡単にアクセスできるか、なども障害対応を迅速にさせるので選ぶ時のポイントとなります。効率化に欠かせなりのが、各種データの一元管理にあります。これまでは構成するソフトごとにデータを管理していたが、これでは内容に違いが出るリスクもあります。この場合、構成管理データベースのタイプの違いで選択してください。